題名 | インフォーマルコミュニケーションの発生におけるきっかけについての初期調査報告 |
著者 | *西岡 大, 藤原 康宏, 村山 優子 (岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科) |
Page | pp. 583 - 586 |
Keyword | インフォーマルコミュニケーション |
Abstract | インフォーマルコミュニケーションは, フォーマルコミュニケーションに比べ, 相手や会話内容は特定されておらず, 時間や場所も定まっていない等の特徴がある. 会話の相手が自分より目上の立場な場合, たとえインフォーマルな内容の会話であったとしてもフォーマルコミュニケーションになりうる. そこで, 本稿では, インフォーマルコミュニケーションの要素を明確にするため, 従来のインフォーマルコミュニケーションの論文でインフォーマルコミュニケーションの発生におけるきっかけに着目し, きっかけがどの様にインフォーマルコミュニケーションを支援しているかについて調査したので報告する. |
題名 | 授業のための自己評価システムの提案 |
著者 | *杉浦 茂樹 (東北学院大学 教養学部) |
Page | pp. 587 - 590 |
Keyword | 授業支援, 自己評価, 相互評価, XML |
Abstract | 実習の成績評価は,従来のペーパーテストによる評価では困難な場合が多く,実習の成果である作品や発表を用いて評価する場合が多い。このような成果物による評価では,従来の教員による評価だけでは不十分で,生徒自身が自分の作品や発表を評価する「自己評価」が重要であると言われている。 従来は,「自己評価」は紙で行うのが主流であった。しかし,紙などを使った方法では教員・生徒の双方に対して,さまざまな問題があった。 具体的には,教員側では,(1) 使用する紙の量が多いため,管理が難しく,配布に時間がかかる,(2) 結果の集計や平均・標準偏差などの計算に手間がかかり,生徒への評価に時間がかかる,(3) 実施結果の整理が大変であり,これまでの評価を参照するのが容易ではなく,そのため有効に活用できない,などの問題があった。 生徒側では,(1) 評価用紙に記入する労力がかかり,評価用紙の取り扱いが煩雑になる,(2) 返却された評価結果の管理が面倒であり,紛失の可能性があるため,後々見直すことができず,次回の学習に生かせない,などの問題があった。 本稿では,従来,紙の上で行われてきた「自己評価」を電子化することにより教師の負担の軽減を目指す,自己評価システムについて提案する。 近年急速に普及しつつあるXMLというWeb関連技術を効果的に取り入れることにより,PCの操作に不慣れな教員でも自由自在に自己評価シートの作成が行えるシステムを,効率的に実装することができる。 試作されたシステムを学生に利用してもらったところ,特に操作の説明を受けなくても自己評価シートを作成できることが確認でき,教員の負担の軽減という目標の一部が達成できることが示された。 |
下記講演は発表セッションを5Fから変更しました。
題名 | 異なる学習集団の学生が協調的に作問可能なe-Learningシステム |
著者 | *高木 正則 (創価大学/工学部), 光國 正明, 勅使河原 可海 (創価大学大学院/工学研究科) |
Keyword | e-Learning, 非同期協調学習, 作問演習, 相互評価, オンラインテスト |
Abstract | 我々はこれまで学生が協調に作問可能なWBTシステム「CollabTest」を開発し,大学などで利用実験を実施してきた.その結果,本システムがe-Learningのコンテンツ不足と同期対面型講義における教師‐学生間ならびに学生同士のインタラクティブ性の欠如の改善に十分寄与できることが示された.一方,近年ではTim O’Reillyによって提唱されたWeb2.0が注目を集めている.CollabTestもWeb2.0的な要素を含むe-Learningシステムであるといえるが,WebをプラットフォームとしているWeb2.0とは異なっていた.そこで,我々はシステムの利用環境をWeb上の非同期分散環境へと拡大するより,システムの新たな利用価値を検討した.本稿では,非同期分散環境での利用形態の第一段階として,複数の学習集団の学生が非同期環境で協調的に作問可能なe-Learningシステムについて述べる. |
→(発表セッションの変更) 本論文の実データはこちら |