題名 | 興味領域を考慮したTwitterアカウント推薦 |
著者 | *久米 雄介, 打矢 隆弘, 内匠 逸 (名古屋工業大学大学院工学研究科) |
Page | pp. 627 - 632 |
Keyword | 情報推薦, ソーシャルネットワーキングサービス |
題名 | 簡易脳波計による記憶作業における脳波状況フィードバック学習システムの試作 |
著者 | *平井 章康 (湘南工科大学 大学院 工学研究科 博士前期課程 電気情報工学専攻), 吉田 幸二 (湘南工科大学 工学部 情報工学科), 宮地 功 (岡山理科大学 総合情報学部 情報科学科) |
Page | pp. 633 - 638 |
Keyword | 遠隔教育, 簡易脳波計, フィードバック, 脳波, 学習状態 |
Abstract | 近年,登場してきた簡易脳波計は携帯可能な大きさであり,装着が簡単で,装着者の行動を制限しない.このため,日常的な使用が可能で,比較的安価で入手し易い利点がある.そこでこの簡易脳波計を用いて脳波情報を取り入れた遠隔教育における指導支援にフィードバックできるシステムの構築を検討している.本論文では昨年の実験で記憶作業に関する反応がlow_γと,ワーキングメモリと呼ばれる短期記憶領域で反応を示しているθ波の2つの波長の関係性を調べ,その特性を利用したサポートシステムを構築,実際に脳波計測において学生の記憶作業中の脳波データの相関関係を実験により比較分析した.その結果,(θ+α)/10とLow_γが同期した波長である事が判明した.またこの2つの波長の特性を利用したプロトタイプシステムを構築し,実験により,(θ+α)/(10×low_γ)がサポートシステムの有無で記憶力の変化が見られた事から記憶の度合いを測る指標として有効であると結果が出た. |
題名 | New Representation of Time: Design and Implementation of "Free Time" |
著者 | *Dixon Lo, Daniel Wang, Kazunori Sugiura (Graduate School of Media Design, Keio University) |
Page | pp. 639 - 645 |
Keyword | time, interaction, interface, watch, clock |
Abstract | To visualize time, we currently use tools such as calendars, clocks, watches and timers. These tools were originally physical, however as we move into a digital world, digital versions of these tools have been created. Digital versions of time visualization tools however are almost identical to their analog counterparts. This paper proposes three applications to replace traditional timekeeping tools. Each application discards a convention of timekeeping to offer improved user customization. The first is a scheduling application that discards fixed time viewing ranges. It is a variable range/precision tool that allows users to zoom and pan their schedules, and can be used as a clock or calendar. The second is a productivity application that discards traditional time divisions. Instead of 1, 5 or 15-minute markings on a 60 minutes face, the application allows the user to define the duration of both the full cycle, and its divisions. The final application is a punctuality application that discards traditional durations of time, it allows the user, in certain situations, to speed up or slow down their watch. By putting previously standardized conventions in user hands, tools that allow the user to view time as it pertains to their schedules and activities, and act or modify behavior using more relevant information than is available in traditional timekeeping tools. |
題名 | 構図マッチング手法を用いた写真撮影時の自動構図決定手法 |
著者 | *志津野 之也, 濱川 礼 (中京大学) |
Page | pp. 646 - 656 |
Keyword | デジタルコンテンツ, デジタルカメラ, 構図マッチング, 特徴点抽出, 形状抽出 |
Abstract | 本研究では,写真撮影時に自動的に構図を検出する事で,専門的な知識・技術を必要とせず,魅力的な写真撮影を可能にする構図マッチング手法を用いた,自動構図決定法について提案する.近年デジタルカメラの普及に伴い,写真を一般ユーザが撮影する機会が増えている.しかし,専門的な知識・技術が無い初心者にとって構図を考えながら魅力的な写真を撮影することは困難である.そこで本研究では,専門的な知識・技術を必要とせずに魅力的な写真を撮影する支援として,特徴点抽出やクラスタリング手法を用いて被写体を認識し,認識された被写体と被写体に適した構図をマッチングする手法を提案する.また本手法を用いた実システム『E-cose』を開発した.『E-cose』は被写体に適した構図を自動で決定してユーザに示唆,ユーザはその構図に合わせて撮影することで魅力的な写真撮影を可能にする.評価として愛知県豊田市周辺(屋内30種類,屋外70種類)で撮影された被写体100種類について各々5構図と構図無考慮の計6枚撮影し,魅力的に感じる1枚を被験者に選出してもらい,『E-cose』の選んだ構図と一致するかの比較評価を行った.対象は大学生26名である |
題名 | 時空間情報に基づくイベント情報の集約システムの開発 |
著者 | *廖 宸一, 梶 克彦 (名古屋大学大学院工学研究科), 廣井 慧, 河口 信夫 (名古屋大学 未来社会創造機構) |
Page | pp. 657 - 665 |
Keyword | web, イベント, 時空間, 知識処理, 集約 |
Abstract | 本研究は、時空間情報に基づくイベント情報の集約システムEvent.Lockyを開発する。Event.Lockyはインターネット上で作成された大量のイベント情報を収集、集約、可視化するためのWebサービスを提供するシステムである。本システムはさまざまな端末に対してデバイス環境適応型のWebフレームワークを採用し、いつでもどこでも使用可能な設計とする。イベント情報の集約に有益であるカテゴリ付けを活用し、機械学習の手法を用いて、カテゴリの付与されていないイベント情報のデータリソースに対し、カテゴリを推定するアルゴリズムを開発する。推定アルゴリズムを用いてイベント情報からカテゴリを推定したところ、アルゴリズムの標本カバレッジが98.38%、適合率が94.11%、再現率が95.30%、F1値が94.70%となり、高精度な推定が確認できた。また、実験からイベント情報の信頼性向上やカテゴリのノイズへの対処が必要であることがわかった。現在、本システムはインターネット上で公開しており、今後はユーザからのフィードバックを得てユーザビリティの向上を図る。 |