題名 | (招待講演) 農業ビッグデータをつくる |
著者 | *平藤 雅之 (農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター/筑波大学大学院生命科学研究科) |
Page | p. 521 |
Keyword | 農業, ビッグデータ, センサネットワーク |
題名 | 全二重MIMO通信を用いた無線LANのためのメディアアクセス制御プロトコル |
著者 | *福本 めぐみ (上智大学大学院理工学研究科理工学専攻情報学領域萬代研究室), 萬代 雅希 (上智大学理工学部情報理工学科) |
Page | pp. 522 - 529 |
Keyword | 全二重無線通信, MACプロトコル, MIMO通信 |
Abstract | 本研究では,はじめに全二重 MIMO 通信のためのノードアーキテクチャを提案する.提案ノード アーキテクチャは全二重 n × n MIMO 通信を n 本のアンテナで実現する.次に,提案ノードアーキテク チャのための MAC(Medium Access Control) プロトコルを提案する.提案 MAC プロトコルは wireless local area network(WLAN) 環境において全二重 MIMO 通信が適用される機会を増加させることを目的と する.提案ノードアーキテクチャと提案 MAC プロトコルを理論解析および計算機シミュレーションで評 価する.評価により,WLAN 環境において上りスループットを低下させることなく,下りスループットの 向上を図ることを示す. |
題名 | 伝送周期の調整による無線マルチホップネットワーク上での TCP の輻輳の緩和手法 |
著者 | *中原 史博, 北須賀 輝明, 有次 正義 (熊本大学大学院自然科学研究科) |
Page | pp. 530 - 537 |
Keyword | モバイルネットワーク, 無線LAN, TCP プロトコル, データリンク層, マルチストリーム |
Abstract | 無線マルチホップネットワークにおいて, TCP プロトコルによる双方向通信では, ホップ数の増加に伴いスループットが低下する. 本研究では, 単一および複数の TCP ストリーム を対象に, 輻輳を緩和することを目的とし, 各ノードのデータリンク層で次のノードへのパケット伝送までに待ち時間を入れる手法を提案する. シングルストリームとマルチストリーム上で待ち時間を変化させて, スループットとパケット伝送数をシミュレーションし, その結果を元に待ち時間を設定し, 提案手法による輻輳の緩和とスループットについて評価した. 結果から, 単一および複数の TCP ストリームのすべてのシミュレーションで,スループットは少し減少したものの, パケット伝送を減らし, 輻輳を緩和させることが示された. |
題名 | 消費電力量を考慮したプリフェッチに基づくWiFiオフローディング手法の提案 |
著者 | *尾上 佳久, 玉井 森彦, 安本 慶一 (奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科ユビキタスコンピューティングシステム研究室) |
Page | pp. 538 - 547 |
Keyword | オフローディング, プリフェッチ, 消費電力 |
Abstract | 本稿では,Webブラウジング,動画視聴などの実時間性が重要なアプリケーションが 発生するモバイル・データ・トラフィックをWiFiネットワークへオフロードすることを目的に, WiFiを利用可能な間に,ユーザが今後3G回線経由で閲覧する可能性があるコンテンツを 予測し事前にダウンロード(プリフェッチ)するWiFiオフローディング手法を提案する. 提案手法では,移動端末のバッテリの制限を考慮して,オフロードに利用する電力量に制約を設け, その制約の中でオフロード量の最大化を目指す. この目標を実現するために,オフロードに利用可能な電力量の消費スケジューリング方法を提案する. 更に,期待オフロード量という尺度でコンテンツを評価し,オフロード効果が最も期待できる コンテンツの集合をプリフェッチする方法を提案する. WiFiオフローディングに対するプリフェッチの有用性を評価するためにトレース駆動シミュレーション を行った.シミュレーションの結果,ユーザが3G回線のみが利用できる場所で閲覧した全コンテンツのデータ容量の内71% がオフロードされたことを確認し,プリフェッチのWiFiオフローディングに対する有効性を確認した. |
題名 | 単方向の直線ページング手法のための端末位置更新法 |
著者 | *王 旭, 沼尾 雅之 (電気通信大学情報理工学研究科) |
Page | pp. 548 - 552 |
Keyword | セルラーネットワーク, ロケーションマネージメント, ページングコスト, ロケーション更新コスト, 直線ページング |
Abstract | スマートフォンを代表とする移動端末が普及するに伴い, セルラーネットワーク管理技術がますます重要になっている.今までの研究の中で直線ページング手法のための端末位置更新法と呼ばれるロケーション管理手法はモバイルの移動方向変更により同一直線上の基地局をページングする. しかし、この手法で双方向ページングが使うためコストが高い.本稿では直線ページングを基づく方向変換として左右だけでなく同一直線上逆方向に向きを変える場合追加した単方向直線ページングというロケーションマネジメントを提案する. 評価するために,我々はOMNeTツールを用い,セルラネットワークで正方形の400 個のサービスエリアを配置し, 携帯電話への呼び間隔時間とモバイルがセルで滞在する時間は指数時間でシミュレーションを行った.そして,ランダムフォークモデ及び高速道路モデルを使い, ページングコスト,更新コスト, トータルコストを評価する.本稿では双方向直線ページング手法のための端末位置更新法を改善することで多少ロケーション更新コストが増えるが、ページングコストが半分ほど下がることでロケーションマネジメント全体コストが減少することが確認できた. さらに, ランダムフォークモデルと高速道路モデルの下で従来手法と提案手法はシミュレーションを使ってコストを評価して我々の手法が優れることを確認できた. |