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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2013)シンポジウム

セッション 1E  ITSプロービング
日時: 2013年7月10日(水) 12:55 - 14:35
部屋: 銀鱗
座長: 小口 正人 (お茶の水女子大学)

1E-1 (時間: 12:55 - 13:15)
題名クラウドを利用した周辺環境情報にもとづく高速自車位置推定手法の提案
著者*林 宗佑, 楊 世偉 (同志社大学大学院理工学研究科), 島田 秀輝 (同志社大学理工学部), 佐藤 健哉 (同志社大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 116 - 123
KeywordGPS, SIFT, SURF, MapReduce

1E-2 (時間: 13:15 - 13:35)
題名車載スマートフォンにおけるプローブデータ圧縮方式
著者*柿澤 浩仁, 中瀬 裕多 (神奈川工科大学情報学部情報工学科), 北上 眞二, 寺島 美昭, 齋藤 正史 (三菱電機(株)), 清原 良三 (神奈川工科大学情報学部情報工学科)
Pagepp. 124 - 130
KeywordITS, データ削減, テレマティクス
Abstractスマートフォンの普及により,無料で利用できる通信機能を活用したカーナビゲーションシステムとしての利用が爆発的に増えることが想定される. 即ち,携帯電話網を活用したテレマティクスサービスが爆発的に普及する.現在は通信費を気にせずに利用できる定額制が導入されているが、今後従量制なることも想定されるテレマティスクスサービスにおいてはアップリンク,ダウンリンクともに大量のデータ送受信が行われる.コスト面を考えた場合,ユーザ,キャリア,サービス提供者のいずれかの負担が大きくなるためこれらのデータ通信量を如何に減らすかが重要な課題となる.通信回線に余裕があるときにはそれほどデータサイズを気にする必要はないが、多数のスマートフォン利用者が集中してデータ通信を行った場合に本研究の圧縮アルゴリズムに有用性があると評価できる.本論文では,アップリンクのデータ通信に着目し,その削減方式を提案し,効果があることを確認した.

1E-3 (時間: 13:35 - 13:55)
題名スマートフォンを用いた路面状況変化の検知手法
著者*野村 智洋, 牧野 友哉 (公立はこだて未来大学大学院システム情報科学研究科), 白石 陽 (公立はこだて未来大学システム情報科学部)
Pagepp. 131 - 138
Keywordスマートフォン, ログデータ, 路面状況推定, モバイルセンシング, プローブ情報システム
Abstract近年,携帯端末の中でも,GPSや加速度センサなどの様々なセンサを搭載したスマートフォンの普及が進んでいる.そのような携帯端末を利用することで,粒度が高く多種多様な情報を大量かつ容易に収集することが可能となってきた.このような情報をネットワークを介して共有し,新たな情報を生成するプローブ情報システムが注目されており,現在,交通情報や環境情報の共有に活用されている.本稿ではこのように共有される環境情報の中でも,自動車の快適な運転や乗り心地に関わるものとして,路面状況に着目する.路面状況は変化するものであるため,特に冬期においては「轍が発生した」などという事実も共有する必要がある.既存研究として,固定カメラや車載カメラ,加速度センサを利用した研究が存在するが,導入コストの削減やロバスト性の向上,路面状況の変化の検知ができないなどの課題がある.そこで,本稿ではスマートフォンを用いて路面状況を推定し,路面状況変化を検知する手法を提案する.提案手法では,自動車に設置したスマートフォンのセンサを用いて路面状況を推定し,過去の推定結果と比較することで路面状況の変化を検知する.

1E-4 (時間: 13:55 - 14:15)
題名車載カメラ画像を用いた対向車線の渋滞状況の把握手法
著者*進藤 瞭 (公立はこだて未来大学大学院 システム情報科学研究科), 白石 陽 (公立はこだて未来大学 システム情報科学部)
Pagepp. 139 - 146
Keywordセンシング, 車載カメラ, 渋滞把握, 対向車検知, 車速推定
Abstract近年,走行中の車両にセンサデバイスを搭載し,交通状況を取得するプローブ情報システムが注目されている.プローブ情報システムの例として,渋滞の原因や渋滞の範囲などの渋滞状況を共有するVICS(Vehicle Information and Communication System)が普及している.しかし,VICSでは,情報を取得したい道路にセンサを設置する必要がある.さらに,VICSが提供する交通事故や道路工事といった渋滞の原因は簡易的なアイコンで表示されており,運転手にとって直感的な提示方法ではない.運転手が渋滞の原因を直感的に把握するためには,カメラ画像の利用提示が有効であると考える.また,走行車線の前方をカメラで撮影する際,実際にその箇所まで近づかなければ渋滞の原因を把握できないため,事前に回避行動を取ることができない.一方,対向車から自車の走行車線の前方の情報を受け取ることができれば,事前に渋滞の原因を把握することができる.そこで本稿では,渋滞している対向車線を車載カメラで撮影して渋滞の原因を取得し,渋滞中の車両とカメラ画像を共有することで,渋滞状況を把握する手法を提案する.実際の対向車線の渋滞画像を用いた実験を行い,提案手法の有効性について検討する.

1E-5 (時間: 14:15 - 14:35)
題名高速道路における勾配影響を受ける場合の渋滞回避システムの提案と評価
著者*畔柳 英健, 井手口 哲夫, 奥田 隆史, 田 学軍 (愛知県立大学情報科学研究科)
Pagepp. 147 - 152
KeywordITS, 路車間通信, 渋滞