題名 | TCP-Cherry over Wireless Networks with Timestamp Retransmissions |
著者 | *Satoshi Utsumi (東北大学/電気通信研究所), Salahuddin M.S. Zabir (フランステレコム/Orange Lab.), Norio Shiratori (東北大学/電気通信研究所) |
Page | pp. 1550 - 1559 |
Keyword | TCP, TCP-Cherry, TCP-Peach+, Wireless Networks, Simulation |
題名 | IPv4/IPv6混在環境で移動透過性を可能にするMobile PPCの実現 |
著者 | *寺澤 圭史, 鈴木 秀和, 渡邊 晃 (名城大学大学院理工学研究科) |
Page | pp. 1560 - 1565 |
Keyword | IPv6, Mobile IP, モビリティ, Mobile PPC |
Abstract | モバイルコンピューティング環境では,多くのモバイル端末がインターネットに接 続しており,移動しながらでも通信を継続したいと言う要求が高まっている.しかし, 現在のIP ネットワークでは,端末が移動するとIP アドレスが変化して,通信が継続 できないという問題がある.そのような課題を解決する機能を移動透過性と呼ぶ.我々 はエンド端末だけで移動透過性を実現するプロトコルとしてMobile PPC(Mobile Peer-to-Peer Communication)を提案している.Mobile PPC は現在IPv4 で実証 されているが,IPv6 においても同様の機能を実現できる.また,近年ではIPv6 が ようやく普及し始めており,当分の間IPv4/IPv6 混在環境が続くと予想される.そ こでIPv4/IPv6 混在環境において移動透過性を実現できるMobile PPC の拡張に ついて検討した. |
題名 | NAT越えと移動透過性を同時に実現する内部仮想アドレスの提案 |
著者 | *水谷 智大 (名城大学理工学部), 鈴木 秀和 (名城大学大学院理工学研究科), 渡邊 晃 (名城大学理工学部) |
Page | pp. 1566 - 1571 |
Keyword | 移動透過性, NAT越え, Mobile PPC, NAT-f, 内部仮想アドレス |
Abstract | TCP/IPではプライベートIPアドレスを利用することが一般的であるが,NAT(Network Address Translator)越え問題と呼ぶ通信の制約が課題となっている.また,移動通信のにおいてはノードが移動すると通信識別子となっているIP アドレスが変化するため,これを実現することは容易ではない.そこで,我々はIPv4 環境において上記課題を解決するために,NAT 越えを実現するNAT-f(NAT-free protocol),移動透過性を実現するMobile PPC(Mobile Peer-to-Peer Communication)を提案してきた.ノードが移動しながら通信を行う際,通信経路上にNAT が存在する状況は充分に考えられるため,NAT 越えと移動透過性は同時に実現できることが望ましい.そこで本稿では,通信を仮想化する内部仮想アドレスを導入してNAT-fとMobile PPCの動作を整理し,これを実現する方法を提案する.この方法によりMobile PPCにおいて残されていたアドレス重複による課題を同時に解決できることを示す. |
題名 | NAT-fを利用したSIPのNAT越え通信方式の提案 |
著者 | *三浦 健吉, 鈴木 秀和, 渡邊 晃 (名城大学大学院理工学研究科) |
Page | pp. 1572 - 1577 |
Keyword | NAT越え, SIP, NAT-f |
Abstract | いつでもどこからでもネットワークにアクセスできるユビキタスネットワークの需要が広まっている.ユビキタスネットワークでは,個人同士の通信が重要になるため,IP 電話や情報家電などで利用されるSIP が注目されている.ホームネットワークは一般にプライベートアドレスで構築されるため,インターネット側の外部ノードからホームネットワーク内の内部ノードに対して通信を開始できないというNAT 越え問題が存在する.我々は,外部ノードとNAT ルータが連携することにより,NAT 越え問題解決するNAT-f(NAT-free protocol)を提案している.しかし,現在のNAT-fはSIP(Session Initiation Protocol)に対応できないという課題があった.そこで本論では,このNAT-f を利用し,SIP のNAT 越えを実現する手法について検討する. |