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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2007)シンポジウム

セッション 6F  ナレッジマネジメントとワークフロー(GN)
日時: 2007年7月5日(木) 14:30 - 15:45
部屋: 展望サロンA
座長: 國藤 進 (北陸先端科学技術大学院大学)

6F-1 (時間: 14:30 - 14:55)
題名客観的知識の抽出プロセスに基づいたプロジェクト推進評価システムの提案
著者*亀田 栄一, 勅使河原 可海 (創価大学工学研究科情報システム工学専攻)
Pagepp. 1227 - 1232
Keywordknowledge, ontology, semantic web
Abstract近年,企業・組織において「ナレッジマネージメント」を目指したシステム開発が行われている.しかし実態は,その多くがドキュメント管理システムや企業情報ポータルであり,システムによって膨大な情報は蓄積されていても,有効な「知識や経験の継承」を行うことは難しい.一方,現在Web上のコンテンツを最大限に活用するための方法として,「セマンティックWeb」の技術が注目されている.セマンティックWebは,人間の知識を意味の構造であるオントロジーによって表現し,意味付けされた情報を有効に活用しようというものである.しかし,医療分野やシステム開発の分野など,特定の領域の専門知識のオントロジー化と,その実用性を図る研究が進められているが,企業などの組織の知識共有・継承を対象とした研究は,まだ十分には取り組まれていない.本研究では,組織における知識共有・継承においてセマンティックWebを活用する事例として,プロジェクト推進評価システムを提案する.即ち,企業組織の過去の経験から客観的知識を抽出してモデル化,オントロジー化し,モデルやオントロジーを理解可能なエージェントを作成することによって,組織構成員が有する様々な情報をプロジェクト推進に最大限に活用することを目的としている.

6F-2 (時間: 14:55 - 15:20)
題名ホワイトカラーの業務プロセス把握に適した業務管理モデルの提案と実証
著者*坂口 基彦, 本橋 洋介, 坂上 秀和 (NEC サービスプラットフォーム研究所)
Pagepp. 1233 - 1238
Keyword業務プロセス, カイゼン, ホワイトカラー, 生産性
Abstract工場における生産性が「カイゼン」活動により飛躍的に向上する一方で、ホワイトカラーの生産性はあまり向上していない。この原因は、ホワイトカラーの業務プロセスは遂行の途中で変化するため把握が難しく、「カイゼン」課題が抽出されにくいことにあると考えた。そこで本稿では、作業者自身が業務遂行の過程で業務プロセスを詳細化することを特徴とする業務プロセス管理モデルを提案する。また、実際のホワイトカラーの業務に、本モデルに基づく試作システムを適用し実証実験を行なった。その結果、本モデルの適用により実際のホワイトカラーの業務プロセスを詳細化することが可能なことを確認した。さらに、業務プロセスの詳細化によって生産性をカイゼンすることが可能な実例を発見した。

6F-3 (時間: 15:20 - 15:45)
題名ビジュアルメタグループウェアにおけるファイル共有システムの構築
著者*松本 義隆 (神奈川工科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 古井 陽之助 (九州産業大学情報科学部社会情報システム学科), 速水 治夫 (神奈川工科大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagepp. 1239 - 1242
KeywordVMG, グループウェア