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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2012)シンポジウム

セッション 3B  モバイルアプリケーション
日時: 2012年7月4日(水) 17:20 - 19:25
部屋: 長流の2
座長: 菊地 悠 (NTTドコモ)

3B-1 (時間: 17:20 - 17:45)
題名モバイル端末向け外部デバイス連携方式の研究
著者*森田 伸義, 森多 俊之, 梅澤 克之 (日立製作所 横浜研究所), 阿部 正弘 (日立製作所 金融事業部), 萱島 信 (日立製作所 横浜研究所)
Pagepp. 612 - 617
Keywordモバイル端末, 端末連携, 近距離通信
Abstractスマートフォンやタブレット端末のようなモバイル端末は,ビジネス用途においても様々な業種で活用され始めている.例えば,小売業界や金融業界などでは,接客支援端末としてモバイル端末が利用され始めている.このような用途では,モバイル端末が標準で備えている機能だけでは処理が完結しないこともあるため,専用デバイスが必要となる.モバイル端末の機動性を考慮すると,専用デバイスは店内に設置された外部デバイスとして無線で接続されることが望ましい.また,店内でモバイル端末を利用する店員は一人とは限らないため,多対多のモバイル端末と外部デバイスを接続する仕組みが必要となる. 本報告では,モバイル端末と外部デバイスを接続するための連携方式を提案する.具体的には,モバイル端末と外部デバイス間の接続処理,および外部デバイス利用時における近距離通信を用いた認証処理を提案する.さらに,本連携方式の有効性を確かめるためにプロトタイプを開発し,実機検証を行った.本プロトタイプは金融営業店において商品申込から現金処理機を使った入金までの処理を一貫して実現するものである.設置型PCから外部デバイスを利用する従来方式と本連携方式を比較してフィージビリティを検証した結果,本連携方式が有効であることを実証した.

3B-2 (時間: 17:45 - 18:10)
題名スマートフォンを活用した大学生向けの災害支援アプリケーションの開発
著者*銭 宇 (静岡県立大学大学院経営情報イノベーション研究科), 曹 嘉 (静岡県立大学大学院経営情報学研究科), 三津山 雅規, 大久保 誠也, 湯瀬 裕昭 (静岡県立大学大学院経営情報イノベーション研究科)
Pagepp. 618 - 626
Keyword防災, 東海地震, スマートフォン, 災害支援アプリケーション
Abstract本研究の目的は,大学生向けの災害支援アプリケーションの開発である.本アプリケーションは,発災時における迅速な避難を助けるものであり,以下の特徴を持っている.1)東海地震などの大地震ならびにそれによる津波を想定し,津波の浸水範囲予測や防災マニュアルを閲覧できる.2)インフラが破壊された場合を想定し,多くの機能がオフラインで動作する.3)何時何処で被災するかわからないため,多くの人が常時携帯しているデバイスで動作する.これらの特徴を持つiPhone アプリケーションを開発し,評価実験によりその有効性を検討した.また,検討結果を踏まえ,Android版の開発を行った.

3B-3 (時間: 18:10 - 18:35)
題名GBvoice: 音声を主体としたアーカイヴシステムの考察
著者*須田 真実, 廣井 慧, 山内 正人, 砂原 秀樹 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)
Pagepp. 627 - 633
Keyword位置情報, オーラルアーカイヴ, 音声情報
Abstract人の流れも街の変化も激しい現代では様々な経験や出来事が人々の記憶から消えていってしまう. そこで場所に情報を残し後世に伝えていくための音声を主体としたアーカイヴシステムを提案する. 特に歴史を長く見てきたに高齢者の経験や知識を後世に伝える事を目的とする. 場所を介して情報を蓄積していくことで世代を超えたコミュニケーションが可能になると考える. 提案システムでは知識や経験の語りは聞くだけではなく,語り手が話した現地で聞くことで臨場感のある体験を促す. 本稿では実際に街を歩きながら高齢者にインタビューを実施し,語りを録音した. 現地で音声を収集,試聴する上でどのような作用が起きるのか, また写真や位置情報など音声以外の情報がユーザーにどのように影響するのか実験を行った. 実験を元に音声と位置情報を合わせたアーカイヴシステムの必要要項をまとめる.

3B-4 (時間: 18:35 - 19:00)
題名装着型携帯端末による大画面ジェスチャインタラクションの提案
著者*Enkhbat Davaasuren (筑波大学 システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻), 田中 二郎 (筑波大学 システム情報系)
Pagepp. 634 - 645
Keywordハンドジェスチャ, 大画面, インタラクション, 携帯端末
Abstract近年,あらゆる場所や場面で大画面が利用されるようになっており,今後もますま す増えると予想される.そして人々が複数大画面環境において協調作業を行う際にジェ スチャインタラクションを広く使うようになると考えられる.しかし,従来の大画面 ジェスチャインタラクションの手法では複数人で同時にインタラクションを行うこと が難しく,情報共有の際にコンピュータを操作しなければならないという問題点があっ た.そこで本研究で我々は,装着型携帯端末を用いた手法を提案し,プロトタイプシ ステムを開発した.これは,ユーザがカメラ付き携帯情報端末(以降,携帯端末とい う)をペンダントのように装着して大画面とインタラクションを行うシステムである. そして本システムの実現により,複数人で同時に,かつハンドジェスチャだけで全て のインタラクションを行うことが可能になる.

3B-5 (時間: 19:00 - 19:25)
題名ユーザ間の意思疎通を支援するためのセッション同期方式
著者*田坂 和之, 小津 喬, 井戸上 彰 (株式会社KDDI研究所/スマートネットワーク管理グループ)
Pagepp. 646 - 653
Keywordセッション制御, 遠隔操作, Webシステム
Abstract離れたユーザ間で会話しながら同じWebコンテンツを視聴同期することで,円滑な意思疎通を図るサービスが注目を集めている.しかしながら,現状のサービスはユーザの端末にソフトウェアやプラグインの追加や変更を要求するため,ユーザにとって利用するまでの敷居が高い課題がある.また,ネットワークでの伝送遅延やWebブラウザのレンダリング時間など通信環境が異なる場合,Webコンテンツの視聴同期が困難となる課題がある.そこで本論文では,既存の課題を解決し,ユーザ間の意思疎通を支援するセッション同期方式を提案する.提案方式では,通信環境に応じて同期タイミングを動的に変更する事でWebコンテンツの視聴同期を維持するとともに,サーバ側で通話セッションとWebセッションを紐付ける.さらに,提案方式に基づいて実装したプロトタイプシステムを使用し,性能評価した結果,Webコンテンツのサイズや端末が接続するネットワークが変化した場合においてもWebコンテンツの視聴同期を継続できることを確認した.