題名 | 動画のタグを視聴履歴の検索キーワードとして利用する動的多段絞り込み検索システム |
著者 | *相川 勇気 (神奈川工科大学大学院工学研究科博士前期課程情報工学専攻速水研究室), 鈴木 浩 (神奈川工科大学大学院工学研究科博士後期課程情報工学専攻速水研究室), 服部 哲 (神奈川工科大学情報学部情報メディア学科速水研究室), 速水 治夫 (神奈川工科大学大学院工学研究科博士前期課程情報工学専攻速水研究室) |
Page | pp. 545 - 550 |
Keyword | タグの動的取得, タグの動的提示, フォークソノミー, 動画共有サイト, 閲覧履歴 |
題名 | 正確な多言語間対話支援を目的とした応答用例対構築モデルの検討 |
著者 | *福島 拓 (和歌山大学大学院システム工学研究科), 吉野 孝 (和歌山大学システム工学部) |
Page | pp. 551 - 559 |
Keyword | 多言語, 対話支援, コーパス, 用例対訳, Webサービス |
Abstract | 現在,グローバル化による多言語間コミュニケーションの機会が増加している.しかし,多言語間での正確な情報共有は十分に行われていない.正確な多言語支援が求められる場では,用例対訳が多く用いられている.しかし,用例対訳は多対多関係が存在しており,意味の違いを自動判別することは難しい.また,用例対訳は定型文のため,完全一致の文のみの利用しか行うことができなかった.そこで本稿では,これらの解決を目指した応答用例対構築モデルを提案する.また,モデルを適用したシステムを用いて実験を行い,モデルの有用性検証を行った. |
題名 | Webを利用したショッピング補助アプリケーションの提案 |
著者 | *米丸 剛史, 鈴木 浩, 服部 哲, 速水 治夫 (神奈川工科大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
Page | pp. 560 - 564 |
Keyword | Android, ネットオークション, ショッピング, 一元化, グラフ |
Abstract | 生活を営む上で,物を買うという行為は避けては通れないものである.近年では実店舗のみに限らず,web上で商品の売買を行うことも盛んである.店舗により価格は異なり,販売者は日々しのぎを削っている. 消費者がショッピングを行う際は,できるだけ安い価格で購入するために,複数の店舗を比べることがある.しかし,実際に店舗に行って調べるのでは時間がかかりすぎる.例えweb上でECサイトの価格を比べるにしても,手間が必要である.調べたい商品の数が増えれば増えるほど,これらは顕著になってくる. また,市場には新品だけでなく中古品も数多く出回っており,その状態は新品同様からジャンク同然まで様々である.しかしこれらは一律に中古品という同じくくりの中に存在し,状態に対する定められた価格の指標もない. 本研究では,商品の相場を短時間で調べることを可能とすることを目的とした,Androidアプリケーションとしてのシステムを提案する. |
題名 | ユーザ参加型ご当地検定システムの開発と運用 |
著者 | *菅原 遼介, 奥津 翔太, 古舘 昌伸, 高木 正則 (岩手県立大学ソフトウェア情報学部) |
Page | pp. 565 - 572 |
Keyword | ご当地検定, 地域活性化, eラーニング, 作問支援, ゲーミフィケーション |
Abstract | 近年,日本各地で地域活性化事業の一貫として,ご当地検定試験が行われている.ご当地検定試験とはある特有の地域に関する文化や歴史などの知識レベルを格付けする検定である.ご当地検定試験の主催者は,作問に負担を感じており,出題する問題が不足している.我々は問題不足と主催者の負担軽減を目的とし,ユーザ参加型ご当地検定システムの開発と運用を行ってきた.従来の問題作成は主催者が手配する作問委員会によってのみ行われていたが,本システムでは昔から住んでいる地元住民や観光客等の一般市民も問題作成に参加できる.システム運用の結果,検定試験本番直前まではユーザ数が増えたが,その後は利用が少なくなった.ユーザから投稿される問題が集まっておらず,ユーザの利用継続を促す仕組みを今後検討していく必要がある. |
題名 | 組み込みシステムにおける高信頼データ伝送方式の開発と評価 |
著者 | *仲川 和志, 高谷 幸宏, 桜井 祐市 (日立製作所), 鈴木 康祐, 大塚 祥啓, 飯泉 謙 (日立ハイテクノロジーズ) |
Page | pp. 573 - 579 |
Keyword | 組み込みシステム, 高速データ伝送, 誤り訂正 |
Abstract | 本報告は,産業用検査装置などの組み込みシステムをターゲットに,FPGA(Field-Programmable Gate Array)を利用した高信頼なデータ伝送方式の開発とその実機評価について述べる.数Gbps以上の帯域を実現する高速シリアル伝送は,伝送路上で発生するビットエラーに対処する必要がある.既存のいくつかの高速シリアル伝送規格は,誤り訂正符号を利用してエラーレート低減を図る.また通信デバイスとして普及しているFPGAは,通信機能の物理層部分を専用ハードマクロ,あるいはIP(Intellectual Property)コアとして提供している.そのため,FPGAは特定の高速シリアル伝送規格に対応した誤り訂正符号は実現しやすいが,検査装置のような多様な伝送路や伝送帯域を前提としたシステムに適用するには柔軟性に欠ける.そこで本報告では,誤り訂正をFPGAのデータリンク層以上において実施する構成をとり,ユーザ論理として実現する.これにより,FPGAの物理層に依存することなく,柔軟に誤り訂正符号を設計可能となる.また,誤り訂正符号化器を含む高速データ伝送モジュールをverilogコーディングし,FPGA実機環境にて各種伝送路での評価を実施した.その結果,提案システムにより目標Byte Error Rate(ByER)1.0E-11以下を達成可能なことがわかった. |