(セッション表へ)

マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2011)シンポジウム

セッション 7B  ユビキタス情報処理(1)
日時: 2011年7月8日(金) 8:30 - 9:20
部屋: トパーズ
座長: 岩井 将行 (東京大学)

7B-1 (時間: 8:30 - 8:55)
題名Twitterのツイートを利用したライフログシステムの提案
著者*小林 拓夢 (神奈川工科大学大学院情報工学専攻), 服部 哲 (神奈川工科大学情報学部情報メディア学科), 速水 治夫 (神奈川工科大学大学院情報工学専攻)
Pagepp. 1265 - 1270
KeywordTwitter, ライフログ

7B-2 (時間: 8:55 - 9:20)
題名Centurion ― 時系列制約を持ったライフログマイニングのための分散処理フレームワーク
著者*名生 貴昭 (立命館大学情報理工学部), 松井 智紀 (立命館大学大学院 理工学研究科), 榎堀 優, 西尾 信彦 (立命館大学情報理工学部)
Pagepp. 1271 - 1278
Keywordライフログ, フレームワーク, 分散処理, 時系列制約
Abstract近年,スマートフォンと呼ばれる高機能携帯端末の普及により,これらスマートフォンから得られるセンサデータを蓄積,解析し,ユーザの行動解析やコンテキスト認識などの様々な研究が行われている. これらセンサデータはユーザの行動と密に関係していると考えられ,人間の行動をデジタルデータとして記録したライフログと呼ばれるものの一種だといえる. 我々もライフログを解析する環境を整え,様々な行動認識を行う研究に取り組んでいる.しかし,一年分のライフログ収集とそのマイニング処理を分析した結果,ライフログの解析アルゴリズム中の時系列制約によってボトルネックが発生することがわかった.本研究では,この課題を解決するために時系列制約を満たしつつ,良好なパフォーマンスを得る処理モデルとして分割インクリメンタル処理モデルとその分散環境における処理系であるCenturionを提案する.本研究の評価として行った,1台のマシンが,データを保持する複数のノードから順にデータを取得し処理する方法と提案手法の処理速度の比較では,分割インクリメンタル処理による分散処理は単一ホストでのみ処理する手法に比べて平均で約4.1倍高速であることを確かめた.