(セッション表へ)

マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2011)シンポジウム

セッション 3B  情報家電と放送通信融合
日時: 2011年7月6日(水) 17:55 - 19:10
部屋: トパーズ
座長: 阿倍 博信 (三菱電機 情報技術総合研究所)

3B-1 (時間: 17:55 - 18:20)
題名放送通信融合環境における映像再生端末数を考慮した放送スケジュール作成手法
著者*義久 智樹, 西尾 章治郎 (大阪大学)
Pagepp. 414 - 421
Keyword放送コンピューティング, 連続メディアデータ, ストリーミング配信
Abstract近年の放送通信融合環境の整備に伴い,放送通信融合環境を用いた 映像配信が注目されている. 映像配信では,再生端末が映像を中断することなく再生できることが重要なため, 放送通信融合環境において再生中断時間を短縮する幾つかの研究が行われている. しかしこれらの研究では,放送するデータを決定する際,データを受信している再生端末 の数を考慮していなかった.再生端末の数が多い状況では, サーバが通信から送信しているデータの中で,送信完了まで時間がかかるデータを放送することで,再生中断時間を 効率的に短縮できる.そこで,本研究では映像再生端末数を考慮した放送スケジュール作成手法 を提案する.評価の結果,データを受信している再生端末の数が 多い状況において,提案手法は従来手法よりも再生中断時間を短縮できることを確認した.

3B-2 (時間: 18:20 - 18:45)
題名人々の繋がりを考慮した家電機器遠隔協調システムの提案
著者*一瓢 達也, 坂本 陽 (同志社大学大学院工学研究科), 島田 秀輝 (同志社大学理工学部), 佐藤 健哉 (同志社大学大学院工学研究科)
Pagepp. 422 - 427
Keyword情報家電, 遠隔協調, コンテンツ共有
Abstractテレビやオーディオ機器,パソコンなどの家電機器の普及に伴い,誰もが自由な時間に,好きなコンテンツを視聴できるようになった.しかし同時にこのことは,複数人で1つのコンテンツを楽しむ機会の減少をもたらした.家電機器が個々人の要求に柔軟に対応できるようになった反面,人と人との繋がりが希薄化したのである. さらに家電機器の増加や多様化に伴い,操作の煩雑化が進み,ユーザにとっての新たな負担を生み出している. 本研究は,同一のコンテンツを複数人で楽しむ機会の促進と,家電機器の操作の煩雑さを軽減するインタフェースを考案することを目的とする,遠隔地にいる複数のユーザがコンテンツ共有を円滑に行うためのシステムを提案し.プロトタイプの実装,評価を行った.

3B-3 (時間: 18:45 - 19:10)
題名無線LANインターフェイスを用いた低消費電力遠隔起動の実現
著者*石原 丈士, 古川 剛志, 坂本 岳文, 小倉 浩嗣, 鎌形 映二 (株式会社東芝 研究開発センター)
Pagepp. 428 - 438
Keyword低消費電力, 省電力, ホームネットワーク, 遠隔起動