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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2011)シンポジウム

セッション 3A  統一テーマセッション-ライフログ-
日時: 2011年7月6日(水) 17:55 - 19:40
部屋: サファイア
座長: 市川 裕介 (NTT)

3A-1 (時間: 17:55 - 18:25)
題名(招待講演) 仮想世界錬金術―モバイルソーシャルアプリに見る現代ディジタルコンテンツ革命
著者*山上 俊彦 (株式会社ACCESS)
Pagep. 382
Abstractソーシャルアプリが2年足らずで1000億円市場に成長している。背景には、人類は、リアルタイムレスポンスを当たり前に使うリアルタイムウェブの時代を迎えている、ということがある。ソーシャルアプリのゲームの設計理論には、ゲームを超えて、「もうちょっとやりたい」と思わせる時間軸の管理技術が社会的交流の枠組みの中で盛り込まれている。情報が氾濫する時代、情報提供からサービス提供へとサービス開発の枠組みは移りつつある。「ソーシャル」というキーワードが明らかにする現代におけるサービス開発の理論的背景とその展望を述べる。

3A-2 (時間: 18:25 - 18:50)
題名パーソナルクラウドを用いたライフログサービス -テニスレッスン支援アプリケーション“テニスログ”-
著者*原 伊吹 (筑波大学 大学院システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻), 神場 知成 (NECビッグローブ), 田中 二郎 (筑波大学 大学院システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻)
Pagepp. 383 - 391
Keywordモバイルコンピューティング, クラウドサービス, ライフログ
Abstractパーソナルクラウドとはユーザ個人に合った新しい付加価値のあるサーバ機能が提供されるサービスのことである。このパーソナルクラウドを用いたライフログサービスの可能性について考える。本研究ではパーソナルクラウドを用いたライフログアプリケーション“ テニスログ”を作成し、2つの評価実験を行った。2つの評価実験ではそれぞれアンケートを通してライフログサービスにおけるパーソナルクラウドについての可能性と課題について調査した。評価実験1ではログシステムの使いやすさと ログ活動継続のモチベーションに着目し、試験的評価を行った。評価実験2ではパーソナルクラウドによりユーザに新たな付加価値のついた情報を提供できたかどうかという点に着目し、試験的評価を行った。

3A-3 (時間: 18:50 - 19:15)
題名データ品質評価フレームワークを用いたライフログ解析アプリケーションの入力データ品質評価
著者*山下 暁香, 岩木 紗恵子, 小口 正人 (お茶の水女子大学理学部情報科学科)
Pagepp. 392 - 407
Keywordライフログ, データ品質, QoS, QoE, センサ
Abstract近年,データ収集技術の発達とデータ蓄積の為のストレージの大容量化により,人の行動をデジタルデータとして記録するライフログの実現は,以前と比べ格段に敷居が低くなった.これを受け,収集したデータを用いた様々なライフログ解析アプリケーションが開発されてきた.しかし,これらのライフログ解析アプリケーションに対して,入力データの品質についての考慮はあまりされてこなかった.そこで,本研究では,入力データの品質がアプリケーションに与える影響を評価するために,「データ品質評価フレームワーク」を定義し,このフレームワークを用いてライフログ解析アプリケーションにおいて,入力データの品質が様々なアプリケーションに与える影響について議論する.

3A-4 (時間: 19:15 - 19:40)
題名時間軸と特徴語によるツイートマッピング
著者*手塚 悠太 (神奈川工科大学大学院 工学研究科 情報工学専攻), 服部 哲 (神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科), 速水 治夫 (神奈川工科大学大学院 工学研究科 情報工学専攻)
Pagepp. 408 - 413
KeywordTwitter, 位置情報, ジオタグ, マッピング
Abstract近年,爆発的に普及しているTwitterは特にリアルタイム性に優れ,投稿文字数の少なさから携帯電話やスマートフォンと言ったモバイル端末からの投稿も多く,モバイル端末からの投稿はその特徴から地理位置情報が付加されたツイートもされる. しかし,集められた地理位置情報のツイートを単純に地図上に展開しても煩雑になるばかりで実用性を得ることは出来ず,リアルタイムに優れる反面過去のツイートが二次利用されにくい傾向にある. 本論文では,時間軸を地理入れて時間帯によるツイートの抽出を行い,さらにツイートの文章をそのカテゴリやグループに自動的に分類することで新たな視点からツイートを検索するシステムを提案し,その利用例として災害情報の可視化について検討した.