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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2011)シンポジウム

セッション 1B  コンテクストアウェアネス
日時: 2011年7月6日(水) 13:55 - 14:45
部屋: トパーズ
座長: 小林 稔 (NTT)

1B-2 (時間: 13:55 - 14:20)
題名情報要求の言語化支援のためのコンテキスト提示型クエリ拡張法の提案と評価
著者*大塚 淳史, 関 洋平 (筑波大学大学院図書館情報メディア研究科), 神門 典子 (国立情報学研究所), 佐藤 哲司 (筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)
Pagepp. 22 - 29
KeywordWeb検索, クエリ拡張, コンテキスト, コミュニティQA
Abstract膨大なWeb 情報空間から所望の情報を検索する手段としてWeb 検索エンジンは幅広く普及している.Web 検索を利用する場面も多岐に渡り,検索ユーザは曖昧な情報要求によって検索を行うことも多くなった.曖昧なクエリでは,的確な検索結果を得ることは難しいが,クエリを拡張しながら検索を繰り返すことで,所望の結果を得られることから,クエリ拡張法に関する研究が盛んに行われている.本論文では,コミュニティQA に投稿された質問記事を使用して,クエリ拡張の候補となる関連キーワードを提示する際に,拡張の根拠となる質問記事を提示するコンテキスト提示型のクエリ拡張法を提案する.ユーザは,コミュニティQA のカテゴリや質問記事を切り替えていくことにより,様々なコンテキストから発生した拡張クエリを選択することができる.潜在的トピックモデルと単語の出現確率を用いて,入力されたクエリに関連するカテゴリから関連キーワードを検索する手法を実現したので報告する.

1B-3 (時間: 14:20 - 14:45)
題名Wikipediaを用いた文化差検出手法の提案
著者*吉野 孝 (和歌山大学), 宮部 真衣 (東京大学知の構造化センター)
Pagepp. 30 - 36
Keyword異文化間コミュニケーション, Wikipedia, 機械翻訳, 文化差
Abstract多言語間コミュニケーションにおいて,同一の単語を用いて会話をしている場合でも,相手の文化について十分に理解していないために,誤解が生じる可能性がある.現在,文化差の有無の判断は,人が行う必要があるが,その判断には相手の文化に関する十分な知識が必要なため,容易ではない.今回は,文化差の検出手法として,Wikipediaの各記事の内容に含まれる国名・言語名の数を利用を検討した.実験の結果,提案手法を用いることにより,文化差を判定できる可能性を示した.