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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2010)シンポジウム

セッション 4C  インターネット応用
日時: 2010年7月8日(木) 8:30 - 10:10
部屋: 倶楽部樹里苑
座長: 山之上 卓 (鹿児島大学)

4C-1 (時間: 8:30 - 8:55)
題名救急医療支援システムにおけるWebストリーミングアプリケーションの開発
著者*高濱 靖, 寺田 直美, 岡本 慶大, 藤川 和利 (奈良先端科学技術大学院大学), 砂原 秀樹 (慶應義塾大学)
Pagepp. 889 - 894
Keywordストリーミング, 移動体通信, 医療支援
Abstract救急医療での救命率向上においては、適切な医療措置をいかに早く始めるかが重要となる。そこで、IKOMA119プロジェクトでは移動体通信およびウェアラブルコンピュータを用いた医療支援システム(MobileER)の開発を進めてきた。 MobileERでは現場の救急隊員と病院の医師との間で患者の容態を共有し、円滑なコミュニケーションを図ることによって迅速で的確な医療措置の実現を目指している。 本論文では、MobileERにおいて救急車、複数の病院と消防本部といった複数拠点での情報共有を可能とするWebストリーミングアプリケーションについて述べ、2009年10月3日に行われた本システムの公開実証実験を通じて得られたシステムの実用性を示す。

4C-2 (時間: 8:55 - 9:20)
題名携帯電話を用いた利用時間を厳密に管理するデジタルコンテンツ配信・送信システムの提案
著者*五百蔵 重典, 手塚 悠太, 服部 哲, 速水 治夫 (神奈川工科大学)
Pagepp. 895 - 900
Keyword著作権管理, 認証技術, アクセス制御, ネットワークプロトコル, マルチメディアネットワーク
Abstract我々はデジタルコンテンツを図書館的に共同利用するシステム(以下,図書館システム)を開発し、改良を重ねている.図書館システムを使うと,ネットワークを通してデジタルコンテンツを配信することができ,特定のユーザにのみその利用を許可することが可能である.さらに,クライアントは利用期間を判定するためにネットワークに接続する必要がなく,利用時間をクライアント環境のみで正確に管理できる.今までの研究では,本システムを実現させるためにトークンというハードウェアを必要とした.本研究では,図書館システムを広く普及させるために、携帯電話上のiアプリとして実装し,評価する.

4C-3 (時間: 9:20 - 9:45)
題名公開Windowsアプリケーションの更新支援システムの提案
著者*植田 裕作 (神奈川工科大学情報工学専攻), 宮崎 剛, 山本 富士男 (神奈川工科大学情報工学科)
Pagepp. 901 - 906
Keywordバージョンアップ管理, 自動更新確認, Windowsアプリケーション, フリーソフト
Abstract現在,インターネット上には数え切れないほどのアプリケーションソフトが公開されている. 我々は,それらをコンピュータにダウンロードし,インストールして利用することができる. だたし,コンピュータを安全に利用していくためには,インストールされているアプリケーションを適切に更新していかなければならない. しかし,アプリケーションの更新情報を1つ1つ確認することは容易なことではない. そこで,本論文ではWindowsアプリケーションの更新情報を利用者に通知するシステムを提案する. フリーソフトなどのダウンロードサイトで提供されているアプリケーションの更新情報を取得し,サーバのデータベースに蓄積する. クライアントソフトは,ユーザのコンピュータにインストールされているアプリケーションについて更新情報をサーバに問い合わせ, もしも更新情報が見つかれば利用者に通知する. 本システムを利用することで,利用者は容易にアプリケーションの更新情報を知ることが可能になる.

4C-4 (時間: 9:45 - 10:10)
題名ネットワークカメラシステムにおけるセキュアなプロファイル設定方式
著者*阿倍 博信, 若土 剛之, 中島 宏一, 小林 信博 (三菱電機株式会社/情報技術総合研究所)
Pagepp. 907 - 913
Keyword運用管理, ネットワークカメラ, プロファイル設定, セキュア化
Abstract本稿では,ネットワークカメラの動作に必要な各種プロファイルのネットワーク経由での設定処理をID ベース暗号の適用によりセキュア化する方式について述べる.方式設計にあたり,プロファイル設定処理をID ベース暗号の処理性能と使用頻度を考慮して初期設定と通常設定に分割した.本方式では,処理負荷の高いIDベース暗号処理は初期設定時のみ一回実行し,通常設定時には共通鍵暗号を使用する.評価システムを開発し,システムの基本性能について評価を行ったところ,その有効性について確認できた.